マダム櫻子のワインセラーからお届けする今が旬のお話


by yumewine

Chマルゴー

Chマルゴーは今さら言うのもなんですが、ボルドーのオーメドックの格付けの最高位、ボルドー4大シャトーの一つで、世界中にマルゴーのファンがいる。かの文豪ヘミングウェイもこよなく愛しアメリカとフランスとを行き来する船の中でいつも飲んでいて、その席にはマレーネ・ディートリッヒもいたそうで・・・・・なんとも想像しただけでよだれが出てくる。

とか何とか言いながら・・・・ぶどうを食べてから隣接する左側の建物の中へゾロゾロ。
そこで、Chマルゴーの概要を聞きました。
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畑は、全部で、262ha、そこで取れたぶどうから、Aoc マルゴーと、Aoc Bordeauxのワインを作っている。Aoc マルゴーのぶどうは262haのうちの87haあり、

カベルネソーヴィニヨン 75%
メルロー  20%
カベルネフランとプティベルド  5%

e0006588_11493910.jpgそして12haの白ワイン用、ソーヴィニヨン・ブランの畑があり、1904年よりパヴィヨン・ブランの名前でデビュー。それ以後、ずーっと白ワインは作っている。ここで、この白ワイン、値段はとても高価。写真をご覧あそばせな。

ラベルには同じChマルゴーの建物なのに、ラベルの下の方にワインの原産地呼称(アペラシヨン略してAC)が、赤のChマルゴー2000年の方はAcマルゴー、白のパビヨンブランの2000年の方はAcボルドー
これは、ボルドーのオーメドックの地区は赤ワインだけのACが認められているので、たとえChマルゴーでも白ワインは総合的なACボルドーになるのであります。
そんじょそこらの値段ではないのにね。
ワインの格と値段はイコールではない一つの証明。
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敷地内のぶどう畑以外は、全て森。静かで空気がおいしくて、森を通って吹いてくる風の爽やかさが超贅沢。私がお邪魔したこの時期は、収穫を開始して2週間目くらいの超忙しい時。

ぶどうは全て手づみ。

ボルドーに寝起きして肌で感じたことに、夜間の急冷、日が沈むとごっつ寒くなる!朝は、日の出とともに下の方から霧が出てきて、畑を真っ白にしてしまう。ところが午前10:00頃からぐんぐん気温が上がってきて霧も晴れ、スカーンとして青空のもと外仕事してると大汗をかくのだワ。
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野菜も米も果物も「おいしい」成り物になるときには、この1日での気温の差が大きければ大きいほどギュッと凝縮して、メリハリがきいた旨味がうまれる。

ぶどうの場合、糖度と、質の良い上品なと、熟成した渋味が、大事。

渋味は、皮と種から抽出されるもので、これまた恵まれた年には皮も種も熟成するので、質の高いタンニンとなる。天気が悪ければ見た目は完熟ぶどうでも種は熟さないので青臭いまま。こんなタンニンだとワインになってもあまり良い変化が望めないのでさっさと飲んでしまったほうがいいと思う。
甘さと上品な酸と上質なタンニンこの三つのバランスの良さでワインの良し悪しが決まる。それもこれも収穫前の気温の差のある天気が、もたらしてくれるのだ。

1997年は、正にこの天気、l夢のような年だ。

ゲストルームの後ろにカーヴがあり、収穫年度のワイン(新酒のこと)は樽に入れられ1Fに。
小窓があり、必要に応じて開閉し、少々気温の変化があった方が 初年度には良いそうだ。

地下1Fには、前年度。地下2Fには前々年度の樽。
地上、地下1、地下2と、順次移されて樽熟し地下2Fでの一年が過ぎたら瓶詰めされる。
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とにかく広くて圧倒される樽の量。一樽で750ml.のワインが300本位とれる。300×1本50000円として一樽でヒェ~~~1500万円~~~~!!!
ポケットにでも入るもんなら・・・・・と、邪しまな心が湧いてくるのでありました。

カーヴでため息ついた後、再び1Fに戻ってきて、1993年のChマルゴーのティスティングをさせてもらいました。さすがです。うまいの何の。

次に1995年のワインを樽からピペットで吸い上げテイスティングさせてもらいました。まだ若く樽のタンニンのコートを着たままのワインで、口の中に色素とタンニンからの紫色の膜がはり、、唇も紫もちろんお歯黒になってます。それでもマルゴー、飲めるのですよ。おいしく。これにはびっくり!さすがマルゴー。

あと5年ほどしてからまた飲みたいなと思いましたが、若くてもなんとまろやかで、きめの細かいタンニンなんでしょう。ボディの厚い、力のあるワインとは、こ~~~んなワインなんだわ。まだまだベビーなのに、あっぱれ!

Chマルゴーの醸造技術集団の力を持っていても毎年同じものは作れたいそうな、そこが又ワインのヴィンテージの面白みでもあるそうで、陶酔とため息でChマルゴーを後にしたのであります。
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# by yumewine | 2006-06-29 17:36 | ワイン紀行
お久しぶりです、皆様
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しばし筆を休めておりましたが、当方の事情に関係なく、Chマルゴーに向けてのお召しバスは出発したまま。

で、いつ到着じゃ?何をしとるんや?バスが故障でもしたんかい?早よう続きを書かんかい?の心あたたまる激励のメールもいただき、つたない私めのブログに関心をおよせいただき、誠にありがとうございました。

大変長らくお待たせしましたが、CHマルゴー到着です。
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爽やかな風の中、マロニエの並木道の真正面にあのCHマルゴーが、ワインのラベルと同じ、あの建物がドーンと目の前に、しかも門扉を開けて歓迎してくれているではありませんか!それでも中に入るには相当根性と勇気がいってずかずか行くのにもはばかられ、この近寄りがたさが又魅力の一つなのかも?クールビューティかな?

ため息とともに思わず口から出たのが、「お~~ついに来たのだ。マルゴーへ来たのだ」感動です。

塀に沿って、右の方に醸造場とカーヴがあり、当然ぞろぞろと砂利道を歩いておりましたら、ちょうど畑から摘み取ったぶどうを破砕機に運ぶトラクターと一緒になり、破砕機に入る前の大理石のどでかい升の中へ入ったばかりの濃い紫のメルローの山を見て、さわって、ついでに口にも運びしっかり食べてきました。

このメルローの山を二人の気のよさそうな、蔵人のおじさんが、平らにならしここでもぶどうの選果(・・東北弁でなまって・・悪いぶどうはいねが~~葉っぱは入っとらんべーーと、使えないぶどうを外してより完璧なぶどうだけにする)
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CHマルゴーでは、良いワインを造る為には、良いぶどうを育て良いぶどうのみを摘み取ることが一番。だから畑での摘み取りが一番重要な選果になるので摘み取りのスタッフ(おばちゃんたちの姿が多かった気がする)は毎年決まった人たちらしくて総勢200人くらいが畑に入るそうです。
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摘み取り可能とOKが出た畑から良いぶどうの実を摘み取ります。葉っぱやツルはもちろん入れず手摘みで、枝に実っている場所によっては、一房の中でも表と裏とでは熟度が違うので、目で見てしっかりチェックです。最終的にはいいところだけ使って、あとはボツ!
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で、このメルロー、実にうまい!!!甘くて美味くて口のまわりを紫色にして食べまくっていましたら「ワイン用のぶどうとして味のチェックをするときはね実だけ食べて皮と種をポイするんじゃないの!皮も種も口の中で実と一緒にすりつぶすの。上あごに皮を擦り付けてネ。種も噛み砕いてネ。全体の味を見るんだよ。」

で、実践
「うりゃ!びっくり!さっきの甘くてジューシーなぶどうがアルコールのない渋いワインになっちまったゾォ」これは驚いたわ。

CHマルゴーのメルローはとぉ~~~っても元気でタフで濃厚です。

続く・・・
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# by yumewine | 2006-06-25 18:18 | ワイン紀行

ボルドー市内観光

 
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ボルドー駅で市内観光のバスを待たせたまま時は止まり、早や一と月。
その間、七尾は早春から春らんまんへ移行し、ニ~三日前から庭にうぐいすが1羽遊びにきておりまして、ホケキョと歌ってくれるのですが、長かった冬のせいか、今一つ調子っぱずれ。うぐいす君・要練習!(笑)

 庭に1本あります桜の木も、満開。そろそろぶどうの樹に新芽が出てくる頃、春や春、うるわしの春。でも、寒いですわ。心も空も春なのに、身につけている服はいまだに完全冬仕様。手間だとも、重たいとも思わずに1枚もへらさず、この4ヶ月間、きっちりと身につけております。身軽になるのは、まだまだ先でしょうか。

 
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ということでそろそろボルドーのバスを動かします。
ボルドーの街は、石の街。あちこちに広場と凱旋門があり、凱旋門の数だけ戦があった事がうかがわれます。古くは、ローマ軍の侵略により、ジュリアス・シーザーの時代に、シーザーはブルゴーニュ、ボルドーには(       )が執政官になり、シーザーはローマに帰国しても(         )は生涯lボルドーにとどまり、ぶどうとワイン造りに励み、ボルドーワインの父と呼ばれております。水が豊富でピレネー山脈から流れてくるガロンヌ河とフランス中部からのドルドーニュ河、この二つの河が合流するあたりにボルドー市街があり、合流した二つの河が北大西洋に向かって大河となり、その名もジロンド河として、滔々と流れる様はとても雄大です。

※(  )は口が曲がりそうな名前で忘れた!知っている方教えてくださいませ。この年になると抜けていくことが多くって・・・

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ジロンド河になったあたりの海に向かって左側にはその昔、何隻もの大型帆船が停泊し、貿易で栄えたボルドー市の経済力はものすごかったよう。
船の前にはワイン商・貿易商の商館・倉庫が立ち並び、現在これらの建物はこじゃれたレストランなどに生まれ変わってます。
石畳に石の門、オォ、これはヨーロッパにゃあ豪華だぁの石の装飾をふんだんに配した建物など、ワインだけではないボルドーの魅力がたっぷりです。

 e0006588_1751485.jpg街の中心地にある大劇場の近くのレストランにて、夕食。
緯度が高いためか、白夜とまではいかないものの夜の8時頃でもまだうす明るく、食事にたっぷり時間をかけるお国柄。日本の生活とは大きく異なる夜の長さ、今日から毎夜、真夜中近くまでの食事がいよいよはじまりました。

 このレストランの近くにワイン専門店ヴィノテークがあり、1Fから2F、3Fと全てワイン・ワイン・ワイン・ワインがぎっしり。ワインオープナー、ワイングッズなども多種さいさい。とても興味深く時間の経つのを忘れて、個々に楽しめ、品定めできる、こいつぁいいわのお店でした。

 
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でも、いたるところ犬のフン。パリよりはましだったかナ。
ヴィノテークの他、路地の奥やそこここにワインショップがあり、カヌレ(ボルドーの焼菓子)のお店もあったり、広場ではサーカスのテントも見えたり、回転木馬があったり、ここはやっぱりフランスや。のどかで、穏やかで、圧倒的な歴史の蓄積を感じさせる古都です。
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# by yumewine | 2006-04-18 10:25 | ワイン紀行
 お昼のTGVにてボルドーへ。とさらりと書いちゃあ実もフタもない。モンパルナス駅に向かう前にホテルの近辺を散歩。大通りまでほんの一呼吸。大通りからは凱旋門が、その両側にはびっしりカフェテラスやレストラン、ブティックと朝、じっくり見ていたらレストラン関係のお店はまだ眠りの中、もしくは昨夜の名残りのお掃除中。パン屋さんや菓子屋さんは営業中。シャンゼリゼ通りの並木の電飾は消えてたかナ。

 歩く時は要注意。なんとなればどこもかしこも犬のフンだらけなんだわ。

 お昼前にホテルを出てモンパルナス駅に。そしたらあなた、モンパルナス駅の構内にまで犬のフンがあるのだからアングリです。各TGVの出発時間も結構アバウトで、案内人いわく時刻表はあるのだが、ちゃんとその通りにはいかないようで、遅れるのが当たり前のようで、「一応時間を気にしながらその辺をうろうろしてください。」

 ちゅうことで、駅の構内にある待合室や日本でいうところの屋台(タコ焼きとか立ち食いソバはさすがにない!)、かわいいテント屋根の菓子専門、パン専門、みたいのひやかしたり、コンビニみたいのにも入ってみたり、全部フランス語で書いてあるんやけどなんとなくわかるから人間の使うものは万国共通なんだろうね。

 そうこうしているうちに、それらしい時間にTGV到着。思いのほか正確な時間であったため、散らばっているメンバーを全員集合させるのにあたふた。そしてさあ乗り込みましょう、とホームへ。このホームとっても低くて、レールの砂利石からわずかに高いのみ。そのホームにまで犬のフン、奈良の東大寺や公園の鹿のフンも有名ですが、パリは犬のフン。これも名物って言えるのかな。

 TGVがモンパルナスを出発して、5分もするともう田園地帯。昨日の飛行機からの眺めとあわせ、改めてフランスは農業大国なのだと実感しました。ボルドー着までお弁当の生ハムじゃない、塩味の濃いベーコンみたいの挟んだバゲットに、缶ビールで結構おいしかった。飽きずに車窓眺め、ひまわりの畑、牧草地、そして墓地。ようけぇありました。

 車内は満席で、TGVのトイレ見学に立った時に見たら、スーツケース専用のラックが広くとってあり「 そのラックの中にとってもチャーミングな男の子と女の子が体2つ折りにして座っていました。こんなとき足の長い彼らは大変だわ。
 そんなこんなで3時間くらい経ってようやくボルドーに。夢にまで見たガロンヌ川の鉄橋をガタンガタン走って、その川幅の広さ、水の色(夕んべ大雨かい?水が茶色いゾ)、その水量の豊かさにオォーっと感嘆。
  この川をわたり切ったら、すぐボルドー駅。いよいよボルドー着です。駅の構内はとても広く、「世界の車窓から」で見たことあるような感じの明るくて自然光がよく入るのーんびりした駅で、改札口へ続く階段を登りきった最上段にお迎えの犬のフン。

 先頭の「オォーまただ!」という声になんのことかすぐ察知でき、続く私どもは注意して以後、安全に着地。これより後、歩く時にはすばやくフンチェックをする習慣が身に付きました。バスに乗り込み、これからボルドー市内観光です。発車オーライ。
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# by yumewine | 2006-03-06 19:46 | ワイン紀行

♪おっパリ、我パリ♪

 風邪をこじらせ、風邪薬がよう効いて一日中食っちゃ寝オバサンになり果て二週間。快復を待っていたかの如く、酒蔵ツアー、おまけに溜めこんだ諸々の仕事…をこなしてハタと気づいた。パリ上空で私の飛行機待機中のまんまはや3週間。えらいこっちゃ、こりゃあ早うおろさんと、仲間はアル中で沈没じゃぞ。てなわけで、我飛行機は、パリ郊外、シャルル・ド・ゴール空港見下ろし、着陸体勢に。
 
 パリは午後、されど日本からひきずっている体内時計は午前3:00位。ボーッと窓外見ておりましたら、一面緑の田園地帯。一瞬、我石川の松任平野(前日、小松空港から出ましたので)とダブってしまい、ここは小松じゃないよねとボソボソ言うておりましたら、もう地上に降りちゃって、ゆるゆるとゲートに向かいだし、またまた窓外を見やっておりましたら、おったおった。コンコルドが2機。そんなに大きくはないんだあ。ここはやっぱりフランスやあ。でこのあとから民族大移動のようにトットと飛行機から降りて、入国手続きやって、流されるまま空港の出口に待機中の貸しきりバスへ、そこで初めてパリの風にまともにあたりましたが、どえらい寒い。とても9月の風じゃあないワ。気温が日本より少し低くて、風もあり体感温度がさらに低くなったのでしょうか。この風でガツンと頭にカツが入り、パリじゃパリじゃワハハハとなったわけで、見るもの触るもの(といってもフランスの貸し切りバスの中だけね)珍しく、夫とニコニコ前の方に座って、さあ出発。

 パリのシャンゼリゼ通り、凱旋門のすぐ近くの三ツ星ホテルへ到着するまでずざざーっとパリの街走ってくれましたが、想像と違って道の両端のゴミの多さ、乱雑さにびっくり。パリってゴミの街、なんちゅうこっちゃ!東京の渋谷以上じゃあ。眼が良くって、具体的なゴミの文字まで見えちゃう。マクドナルドのマークがようあったわ。

 とかなんとかで、ホテル・カリフォルニア着。フランスでカリフォルニア、かつてアメリカがカリフォルニア・シャブリの名前でのワインを出していて、本場フランスのシャブリのイメージを損なうから使うナ!ええやんちょっと位、ケチ!のすったもんだがあった事を思い出し、カリフォルニア・シャブリの名前は永久に使えなくなったことを思い出し、でもパリでホテル・カリフォルニアなんだよねと思いつつ、ホテルの我部屋へ。なんとまあ長い廊下に1m間隔で絵が飾られ、ホホウさすがはパリネ。とも思いつつ。花の都、芸術の都。絵描きさんの卵は毎年毎年世界中から来るわけで、九谷焼のおまつりみたいにハイ、まとめてナンボ。みたいに絵も買えるんかなあ。なんて思って、欲しくもないのに夕食もまたしっかりいただいて、明日のボルドー行きに備え、体を長々とのばして、早々にベッドに。明日はヴィアンヴィニュー・モンパルナス駅からTGV(仏の新幹線)にて、ボルドー入り。楽しみ楽しみ。

 
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# by yumewine | 2006-03-05 15:36 | ワイン紀行
一夜明け、空港にて待つことしばし、諸々の手続きも終え、搭乗。離陸して5分後には高度10000メートル。富士山が見える間見続けて、次に日本列島の海岸線に目をやり、おお地図とそっくりそっくりじゃと妙な感動と興奮。そのうち、中露国境あたりの大河とその蛇行、三日月湖を目にし、これまた教科書どうりじゃ。その雄大さにただ見とれておりました。もしここで事故って落ちたら、このツンドラ地帯に投げ出されたら、救助隊が来る前に私たちは狼のエサ………。と
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そのころより、機内サービスが始まりここからは大宴会。私の不安も雲散霧消。スチュワーデスさんのワゴン車の赤ワインのミニボトルから飛ぶようになくなり(97年は空前の赤ワインブームの先駆けの年)、食前・食中・食後にワインを飲み続け、それでも足りぬと持ち込みのワインまで開けて飲みだすわ、酔うほどに怪鳥の雄叫びのような笑い声も飛び出すわ、さぞやご迷惑をおかけしたのではあるまいか。他の国のお客様方のヒンシュクを買ったのではあるまいかと、今更ながら身の細る思いでございます。ただし、この化け物並みの酔っ払い達の中には私は入っておりませんでした。

そして今不思議に思うのは、なぜワインの抜栓が出来たのかな?
あの当時ソムリエナイフは危険物じゃなかったのかな?
ヨッパライダー達は肌身離さずソムリエナイフ持ち歩いてましたもんね。

高度一万メートルの大宴会。飲みつぶれ眠りに着くまで、延々と続いたのであります。
明日はパリ、ドゴール空港着。
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# by yumewine | 2006-02-15 16:00 | ワイン紀行
1997年9月吉日

夢にまで見たおフランス。花のパリはシャンゼリゼ、モンパルナスにエッフェル塔。お~美しのセーヌ河・・・・・・・・☆と、普通のオバサンは、口走るのでしょう。

私の場合は、お~夢にまで見たボルドー☆ガロンヌ河にドルドーニュ、これが美のジロンド河☆でありまして、ワインに興味を持ち、少しずつ知識を増やし、味の経験も広がり、ソムリエ協会認定のワインアドバイザーを取得するあたりでは、フランスの10大産地の大雑把な地図は、パッパと書け、とりわけボルドーは得意分野。まさしく夢にまで見たボルドーだったわけ。

そのボルドーに1997年9月と、1999年の10月に訪れることが出来、「夢は叶うのだ!神様はいるのだ!生きていて良かった~。」を、連発しながらの旅をしてきたわけであります。

e0006588_10454494.jpg1997年9月私45歳、夫49歳、

大学生の長男を除き、家には高校2年の二男、中学3年の三男、81歳の姑が居残り部隊。
ブラックホール並みの彼奴らの胃袋を預かっている主婦としては、三度の食事作り、お弁当作りが大事な仕事。私の留守中、出入り10日ほどの食事にお弁当、うーん困った。はぁーどうすべぇ。あきらめるのはいやだ。と、この時にも神様はおいでたのであります

金沢にいる主人の姉、豊子さんが泊まりこみでずーっといてくれて、息子のお弁当はもちろん、しっかり留守を守ってくれ、おまけにお台所とお風呂場もピッカピカに磨き上げてくれ、店のほうはこれまた、主人の長姉、晶子さんが踏ん張ってくれて、めでたく七尾発成田経由ボルドー行きが成就したわけであります。
これ以後、この二人の姉には頭があがらないのであります(笑)

夫と二人の出発には、姑が今生の別れのように情けない顔でちゃんと帰ってきてを連発しておりましたっけ。
嫁はともかく、息子だけは飛行機事故に遭いませんようお助けくださいませ。なまだぶなまだぶ……。であったわけ。

すったもんだの挙句に成田に着いて、ホテルに入るのもこれまたすったもんだ。
それにつけても成田空港というところはなんと不便なところじゃ。
七尾から成田のホテルに入るまでの道中のほうが大変でした。この大変は成田から七尾に帰る時にも大騒動で、海外に行く時にはこの間の出入りが本当にしんどかったわ。
次々と翌日から行動をともにするお仲間たちとも会い、和気あいあい成田の夜は更けて……。

続く
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# by yumewine | 2006-02-12 16:29 | ワイン紀行
立春です。
<暮に店内に飾ってあった南天の枝>
e0006588_1662083.jpg暦の上では、1月1日から新年、平成18年がはじまっているのですが、陰暦又は、易学では、この立春から新しい年がはじまります。
平成17年は、私にとっては極めて過酷な年でありましたので、早く2月4日になって新しい年、新しい一年にリセットしたいものだわ。と、待っておりました。また、立春は亡き母の誕生日でもあり、感慨深いものがあります。

雪の中、大寒波の中の立春ですがもうそこまで、春が。雪のあいまの青空に、降り注ぐあたたかな陽ざしに春がいっぱい。雪の下、土の中の草花の生命の胎動すら感じられ、私は冬から春に移行するこの季節が大好きです。

                      <一昨年の南天の実が落ちて芽が出て現在に至る>
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12月にドカンと降った雪とは異なり、今朝の雪の何と美しく優雅ではたまたはかないことか。
季節はうつり、もう春、名残りのこの寒さと雪すらも楽しもう。そんな心のゆとりを持って、今年一年望みたいと思っています。

心地よい冬眠から目覚めつつある私のひとり言。

さて、次回からフランス・ボルドー紀行と題して私がお訪ねしたボルドーの銘醸シャトーを、1つずつご紹介してまいります。ゆっくりとやわやわと。
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# by yumewine | 2006-02-04 16:26

寒い中のおまつりです

 昨日は、鍛冶屋まつり、そして今日は山まつり。12月の風物詩です。

 鍛冶屋まつりは、トンテンカンのかじ屋さんの意味で、七尾弁ではなまって、かんじゃまつり、山まつりのほうは、製材、大工さんのまつり。

 どちらも、仕事を早めにきりあげて、忘年会兼ねての和倉温泉に行ったり、飲み会開いたり、しゃば中、活気があって、しかもなぜだか、冷え込み厳しく空模様もあられ混じりの大荒れ。

 神様が、黒雲にのって、あられや横殴りのみぞれと共に、降りておいでになるからなのか。

 ともかく昨日、今日無事まつり終了。後は、う様をお迎えするのみ。七尾は伝統を守って、心豊かなおまつりがたくさんあるところです。
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# by yumewine | 2005-12-09 23:47 | 祭りの話
朝から右の手のひらがむずかゆくこりゃあなんか良いことあるしるしだがナ、と思っていたら予感がドンピシャ!東京の、レストラン“ラ・シャンス”の芳原シェフ、私のワインの師匠である鈴木邦士氏のお友だちで、友だちの友だちは、友だちだあ、の法則に従い、私も芳原シェフのお友だちの一人になったのです。彼は酒粕を使ったアイスクリームをも作っていて、その名も大吟醸アイスクリーム、ほのかに吟醸酒の香りと日本酒のテイストが感じられる絶品です。
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で、彼から、この時季になると、手作りのマロンパイかチョコレートケーキが届くんです。箱を開けると、パイの香り、バターの香ばしい香りがふんわり漂ってきて、とっても幸福。ついつい顔もほころび、胃ぶくろも大喜び。

芳原シェフのお店は、東京の千代田区平河町にあり、すぐ近くに国会議事堂、首相官邸があり、お上りさんの私は、いつ通っても「オオー国会議事堂だあ」と目をみはっています。

正統派のフレンチで、どの季節に行っても、おいしい料理が食べられます。ただし、日曜日はお休み。予約入れた方がベター。お料理のことで?とかウムーとか悩んだ時の良き先生であります。

芳原さん、今年も美味しいマロンパイ、ごちそうさまです。やっぱ、友だちの輪っていいねー。
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# by yumewine | 2005-12-07 19:10 | ワインの輪