マダム櫻子のワインセラーからお届けする今が旬のお話


by yumewine

天の恵みに感謝!

 当店のボジョレー・フィーバーも一段落。予想以上のワインの出来に、深い安堵と天の恵みへの感謝の気持ちでいっぱいです。2005年、私にとっては忘れられない年になりました。七月に実家の母を亡くし、直後から思いもしなかった帯状疱疹、左足の座骨神経痛、こちらはいまだにお友だちです。身心共にどん底状態でケ・セラ・セラ。アッケラカンの櫻子さんに戻る日はくるのかな、と思いつつ仕事があったおかげで、私の心の事情にはおかまいなしにワインの手配
など、先へ先へ進まねばならず、6月、7月、8月、9月はキレの悪い動き、10月に入る頃からようやく地に足がつくようになったと思います。
 
 この私の快復とボジョレーの動きとが重なり、あらためて思うことは、ぶどうのもつ生命力の強さ。ボジョレーに関しては2005年のぶどうのスタートは必ずしも順調ではなく(ぶどうのライフ・サイクルというものがあるの、明日詳しく書くね)、その年の天気の影響をモロにくらうのです。例えば、芽が出た直後に遅霜にあったりヒョウが降ったり、そのたびに畑から移動、避難のできないぶどうの樹はじっと天の試練に耐え、ダメージをくらっても、じっくりと快復に全エネルギーを注いで9月のつみとりまで、ねばってねばって良いぶどうを実らせるんです。根っこごとひっくり返ったり、燃えたりしない限り、何としてでも次の代の実を結ぶ努力を放棄しない、与えられた環境の中で最大限の努力をしつづける、人もまた然り。自然ほど偉大な師はないと、つくづくと思うのです。
 
 大地のエネルギーを果実に凝縮させ、ワインへと生まれ変わり年を経て、更なる恵みを与えてくれるのです。
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by yumewine | 2005-11-20 12:17 | ボジョレー・ヌーヴォー